極めて無計画にコミックマーケット89に行った
そうか、今日コミケか。
普段の自分ならスルーする(そもそも14:42の新幹線で仙台に帰省だ)のだけれど、最近は日々に刺激が足りなかった。それから、Free(一言で説明すると、素晴らしいアニメ)なるアニメに驚くべき没頭を遂げていて、この熱をどうにかしなければ、なとど思ったり。
行くかw
そう決めたのが深夜1時。コミケ開場9時間前。紆余曲折あって、ホントに決めたのは深夜2時。
こんなギリギリで金を請求する俺に1万円札を下さった母上様に感謝の気持ちを忘れない
— 当日深夜2時にコミケ参戦を決めた阿呆 (@74Rainy) 2015, 12月 28
無限に感謝しつつ家を出る。若干冷え込む。
始発の次の次。りんかい線がこんなに混んでいる日は多分1年で6日だけだ。それからオタク話の話題がまちまちすぎないか。
座れと言われたのが6:20頃。8:45までは座るらしい。暇だが、畜生、寒い。日が明ける前より7時頃の方が寒いぞオイ。再三厚着を忠告されたが、つい最近まで半袖生活だったものだからTシャツ2枚とコートで臨んだ結果である。業が深い。
待ち続けて気づいたが、オタクの会話は面白い。というか今日は8時間もオタクの会話に耳を晒すことになったが、ライトユーザーから完璧に浸かってる人まで様々である。
冬コミは厚着しろ(手袋がほしくなる)
暇なので食した。
戻って気づく。俺の場所どこだ。適当に花壇を撮っていなかったら確実にリュックごとコミケがパーだった。本当に気をつけたほうが良い。
場所を離れる前に写真を撮れ
さて8:45……を過ぎた9:30。列が動き始める。狙っていたのは京都アニメーションの企業ブースのFreeのクリアファイルと、橘真琴か七瀬遙(ずっと迷っていた)のポスター。ポスターの高さは驚異の180cm。すげえ。俺の中で180cmがトレンドだよ。
人、多すぎ。企業ブースは売り切れが早いと聞いたから(しかも優先的に買えるチケットなるものもあるという噂を小耳に挟んだ)、諦めの色が走る。だが今回の目的は「コミケに行く」そのものでもあるので、ポジティブに行こう。京アニショップで後日買えるものもあるらしいし。(とはいえ、どう考えても通販一瞬で売り切れるし、ここでなんとしてでも確保したい)
夏コミでは汗がダークサイドらしいが、そんなことは御構い無しである。なんせ極寒だ。
微妙に綺麗な海。
午前10時0分、開場の合図。拍手。こういう一体感、好き。
さて列の方は、10分15分と待っても進まぬ。ちらりと横を見ると、驚くべきことに500人ぐらいの塊の列が3つぐらい先に行くではないか。僕らは2000人目ぐらいだったようだ。始発から2,3本でこれである。まあ始発に乗るといっても住んでる場所によって違うから、仕方がない。りんかい線で「東雲に住んでる人が微妙に羨ましい」と言っていたのを思い出す。納得。
10時20分ごろ。列動き出す。ついに始まったか。
始まったか。
始まった……
【イメージ】
[ブース]
約
二
千
人
[俺]
Oh!京アニ!こっちが本物だ。さて並ぶかな……
札持ったお姉さん「最後尾はここをぐるーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーっと廻ったのだが、最後尾が見当たらぬ。正直終わったと思った。途中KADOKAWAの列に迷い込んでから明らかに緊張の糸が途切れた。もうええわ。パルテノン階段って云われてもパルテノンが分かんねえよ。
あっ!!!!!!!!!!、、!!!
ーーそこからは微妙に記憶が薄いが、記入用紙を書いて(真琴のグッズが家にあったし、太ももとかそういう諸事情も考慮し、遙にした)、さっきの計り知れない遠さの場内に戻り、
売り切れていない、とわかった時はなかなかの感動と充足感があった。飛ぶように売れてるのに湯水のように在庫が継ぎ足されるから見ててびっくり。段ボールが大量にあった。企業ってすげえ。
大手の在庫は死ぬほど多い
東(一般サークル)の会場もちょっと見て、よくわからんグランドスラム級の疲労とともに浜松町に直通バスで戻り、(コミケスタッフのお兄さんが「また来年の夏お会いしましょう!」って言って場内が沸いた)
寝て起きたら何やら上野で、
寝て起きたらどういうわけか仙台にいる。
ここまでアニメに没入したのは初めてだ。もともとアニメ映画しか見なかったのを、シリーズものの劇場版を見たのが要因である。ハイスピードを劇場で見て頭から離れなくなったのが12/21だからまだ1週間しか経っていないのにこの有様だ。というかこの1週間、異常に長かった。
今日ばかりは皆アニメと漫画の世界に没入していた。最高。思いきり夢を見たっていいじゃない。
この1週間の集大成みたいなコミケだった。
↑ソフバのハイスピード
……本当にハイスピードなのは出費だ。